ランニングはダイエットに向いていない!?

こんにちは、BURN GYMの大谷です。

今回はダイエットとランニングの相性について説明します。

ダイエットをするには、何か運動で消費カロリーを多くしようと皆さんも考えると思います。

やり方も迷うことなく、お金もかからず、すぐに始められるので、ランニングを選ぶ方は多いのではないでしょうか。

ただ体重を落とすことをダイエットの定義とするなら、正解だと思います。

しかし、以前の記事でも書きましたが、皆さんが本当にしたいダイエットって

体重じゃなくて、脂肪を落とすことですよね?

リバウンドしたくないなら、いかに基礎代謝(筋肉量)を落とさずに、脂肪を落としていくかを考えなければなりません。

運動強度におけるエネルギー供給源

まず初めに、皆さんに覚えていただきたいのが、運動の激しさ(強度)によって体の中で使われるエネルギーが変わってくるということです。

種目エネルギー供給源
有酸素運動ウォーキング、ジョギング脂質と糖質
無酸素運動ランニング、筋トレ糖質のみ

ざっくり分けると上記の通りです。

人間は安静時に1番脂肪を高い比率でエネルギー源としていて、脂肪7:糖質3となっています。

その比率が運動強度が高くなるにつれて、糖質の割合が高まり、無酸素運動になると完全に糖質のみがエネルギーの供給源となります。

糖質をエネルギーにするならダイエットにいいじゃん!そう思う方もいるかもしれませんが、そこに落とし穴があるので注意してください。

糖質が体から無くなるとどうなるか

無酸素運動時に糖質が体から無くなると、糖新生が起こります。

糖新生とは体内の脂肪とタンパク質(筋肉を分解)を糖質に変える働きのことです。

つまり、ランニングをして体から糖質が無くなると、糖新生が起き、脂肪だけでなく筋肉も分解され、基礎代謝が落ちるというカラクリです。

基礎代謝が落ちると、目標体重に到達して運度をやめた後にリバウンドする可能性が高まります。

まとめ

・ダイエット中は摂取カロリーを制限しているので、ただでさえ糖新生が起こりやすい状態。

・体内で糖質が無くなると糖新生(脂肪と筋肉を分解)が起こる。

・ランニングは筋トレと違って、筋肉は増えるわけではないので、リスク(基礎代謝が下がる)が大きい。

・リスクなく消費カロリーを稼ぐならウォーキングなどの低強度な有酸素運動がおすすめ。

・ランニングが運動として悪というわけではなく、ダイエットには向いていないことを理解しましょう。

・ランニングは心肺機能や競技力向上のためにしましょう。前後の糖質補給は必須。

以上で終わります。最後まで読んでいただきありがとうございました。

執筆者:Otani Reiji